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フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」に出演しました

2017年6月2日(金) Written by 吉川 佳秀

2017年06月02日 (金)生放送の フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」 に出演しました。

“もしも妻ががんになったら・・・”

というテーマのコメンテーターとしてオファーをいただきました。

フジテレビの公式ブログにてご紹介いただいております。
http://blog.fujitv.co.jp/goody/E20170602001.html

出演者様をはじめ、番組スタッフの皆様、ありがとうございました。

がん幹細胞を可視化・抑制する新物質

2015年4月14日(火) Written by 吉川 佳秀

三重大大学院医学系研究科の研究チームが、がんのもとになる「がん幹細胞」に取り付いて可視化する物質を見つけたと、英科学誌電子版に発表しました。この物質は発光する特性を持ち、がん幹細胞が集中する箇所が見えるようになる上、増殖抑制作用も認められ、効果的ながん治療法の開発が期待されるということです。

がん幹細胞は、がん細胞の中に存在し、再発や転移の主な原因とされています。極めて少数しか存在せず、発見が難しい上、抗がん剤も効きにくいことが特徴です。今回発表された物質は発光するだけでなく、がん幹細胞の増殖を抑え死滅に導く効果も期待できるそうです。

参考:北海道新聞
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/health/health/1-0121853.html

近年、がんの放射線治療ではさまざまな技術が開発されています。X線やγ線は直線の光線が体内を通過しながら、がんのかたまりを破壊し、陽子線や重粒子線は、粒子をがんのかたまりに当てて死滅させます。ただし、いずれも画像に映る腫瘍は狙い撃ちにできても、周辺の見えないがん細胞までターゲットにはできません。

また、従来の放射線治療では、正常な細胞にも少なからずダメージを与えるため、治療できる回数には制約があります。そんなデメリットを克服する次世代のがん治療として、国内外から期待を集めているのが「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」です。がん細胞だけが取り込むホウ素に対し、体外から照射した中性子が反応することで、がん細胞だけを破壊します。

従来の放射線とは仕組みが異なり、見えないがん細胞も捉えることができる治療法です。現在、筑波大学陽子線医学利用研究センターが、産学官共同プロジェクトで最先端のBNCT機器を開発しています。かつては研究用原子炉で研究が進められていましたが、それとは異なる加速器による新しい機器が誕生しつつあるそうです。

陽子線や重粒子線は、粒子の力を発揮させるための機器が大がかりで、広い面積の敷地が必要ですが、BNCTはこれらの4分の1以下のスペースに入る大きさです。また、従来の放射線治療は、複数回の照射が必要だったが、BNCTは、たった1回の治療で効果を得られるのも利点となります。

参考:zakzak
http://www.zakzak.co.jp/health/doctor/news/20150401/dct1504010830001-n1.htm

がん細胞を光らせるスプレー試薬

2015年4月2日(木) Written by 吉川 佳秀

東京大学の浦野泰照教授らによる研究グループは、外科手術時や内視鏡・腹腔鏡手術時に、がんが疑われる部分にスプレーするだけで、数分でがん部位のみを光らせて検出することを可能にする新たな蛍光試薬の開発に成功したそうです。

卵巣がん患者の半数以上は、治療開始の段階で既に治療難度が高い腹腔内に転移があると診断されており、手術の際に1mm以下の微小な転移まで切除すると術後5年生存率が大きく改善することが知られています。

今回の研究では、糖鎖分解酵素であるβ-ガラクトシダーゼと反応することにより、これまでと比べて1,000倍以上明るく光る性質を持つ蛍光検出試薬が開発されました。実際に、開発したスプレー蛍光試薬を卵巣がんモデルマウスに適用したところ1mm以下の微小ながんまでも高精細に検出可能とのことで、以前開発した蛍光試薬では検出が困難であったがんも検出可能であることが分かっています。

今後は、本研究で開発した蛍光スプレーが、腔鏡を活用したがん治療に画期的な役割を果たすことになると期待されています。
なお、この内容は「Nature Communications」オンライン速報版に掲載されています。

参考:財経新聞
http://www.zaikei.co.jp/article/20150319/241202.html

「子宮頸がん」の予防効果が期待される「AHCC」

2015年3月26日(木) Written by 吉川 佳秀

機能性食品「AHCC」の研究・製品化などを行っているアミノアップ化学から、女性特有の病気である「子宮頸がん」の基礎知識をはじめ、子宮頸がんの予防効果が期待できるAHCCの最新研究結果や予防方法のアプローチなどをまとめたニュースレター「AHCC通信 Vol.3」が発行されました。

子宮頸がんは、毎年約3,000人以上が亡くなっているといわれる深刻な病気です。とりわけ、がんの中でも330代までの若い患者が多く、重症になると子宮摘出など大がかりな手術が必要となり、妊娠をすることができなくなったり、手術後の障害も多いといわれています。また、がんになっても進行するまで無症状であることが多く、予防・早期発見には若いうちから定期的に子宮がん検診を受けることが必要となります。

子宮頸がん患者の99%は、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染していることから、HPVが原因ウイルスであると考えられています。HPVは女性の約80%が知らない間に感染しているといわれており、20~40代の若い年齢での感染者数が増加しているとも言われています。

このような子宮頸がんに対して、「AHCC」に予防効果が期待されているそうです。AHCC(Active Hexose Correlated Compound : 活性化糖類関連化合物)は、シイタケ属に属する担子菌の菌糸体培養液から抽出されたα-グルカンに富んだ植物性多糖体の混合物です。健康食品・サプリメントとして、日本のみならず、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、オセアニアなど広範囲で販売されており、現在では統合医療の一手段としても取り入れられているそうです。

2014年10月29日に米国・ヒューストンで行われた「第11回アメリカ癌統合医療学会(SIO2014)」においては、「ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染した女性にAHCCを投与するとウイルスが死滅する」という研究結果も発表され注目を集めています。HPVを除去する医薬品は未だ開発されていないため、この研究では更に大規模な試験を計画しており、AHCCの作用とHPV死滅の因果関係解明が期待されています。

参考:マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2015/03/23/412/

がん遺伝子診断 胃や食道などにも拡大

2015年3月17日(火) Written by 吉川 佳秀

国立がん研究センターは11日までに、全国からがん患者を集めて遺伝子を診断する疾患の対象を広げると発表しました。これまでは肺と大腸を対象にしていましたが、胃や食道、小腸など消化器系がんも対象にするそうです。約200の医療施設や国内外の製薬企業十数社と共同で進めるとのことで、2017年までに4500人分のデータを集め、患者の体質に応じて治療を選ぶ個別化治療につなげることを目指すそうです。

がんセンターが進めるのは「スクラムジャパン」と呼ばれるプロジェクトで、13年から肺がん、14年から大腸がんの患者を対象に、遺伝子の診断を始めていました。

診断では米医療機器メーカーが開発し、米国立がんセンターが採用した新しい検査薬を使用するそうです。1回の診断で140個以上の遺伝子変異が分かり、検査の効率化が期待できます。国内では承認されていないため、今回のプロジェクトを通じてデータを蓄積し、20年をメドに承認につなげたいと考えているそうです。

がんセンター早期・探索臨床研究センターの大津敦センター長は「今後すべてのがんに枠組みを広げ、通常の診断で結果が生かせるようにしたい」と話していらっしゃいます。

参考:日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG10H90_R10C15A3CR0000/

がん治療薬を効率的に取り込ませる微小粒子

2015年3月6日(金) Written by 吉川 佳秀

大阪大の研究グループが、がんに薬を効率的に取り込ませる10ナノメートル(ナノは10億分の1)の微小粒子の開発に成功したと4日に発表しました。細胞死を引き起こすRNA(リボ核酸)の一種を使った実験で、副作用なくマウスのがんの増殖を抑えられたということです。この研究に関する論文は5日、米国のオンライン科学誌プロスワンに掲載されるそうです。

RNAの一種「siRNA」は特定の遺伝子を働かないようにでき、新世代の抗がん剤として注目されています。しかし、血中では分解されやすいために注射では使用することができず、がん細胞まで運ぶ方法の開発が求められていました。また、これまで開発された粒子は大きさの面から、運ぶ効率が悪かったという課題があったそうです。

阪大の山本浩文准教授(消化器外科学)らのグループは、siRNAにカルシウムとリン酸、炭酸を混ぜて塊にし、超音波で砕いて10ナノの球状の粒子にすることに成功したとのことです。血中で分解されにくくなり、がん細胞が増殖しているマウスに週3回注射すると、18日目には、がんの大きさが従来の方法の3分の1に抑えられたそうです。

山本准教授によると、がんの近くの血管は、壁に隙間(すきま)が多く、微小粒子が漏れ出てがんに達しやすいそうです。研究グループは、効率のよさから、粒子を「スーパーアパタイト」と名付けています。山本准教授は「大型動物や人でも使えるか調べる必要がある」と話しています。

参考:毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20150305k0000m040139000c.html

オリーブオイルの成分ががんに効くとの研究結果

2015年2月24日(火) Written by 吉川 佳秀

オリーブオイルの成分が、がんに効果があるという研究結果が報告されました。

今回注目されているのは、エキストラバージンオリーブオイルに含まれるフェノール成分の1つである、「オレオカンタール」という成分です。驚くべきはこのオレオカンタール、わずか1時間足らずの間にがん細胞を死滅させたといいます。

米ラトガース大学のPaul Breslin氏らによると、通常不要となった細胞は16~24時間かけて細胞自然死(アポトーシス)という、文字どおり自ら死滅する道をたどったそうです。今回同氏らはオレオカンタールを用い実験を行った結果、あらゆる種類のがん細胞が30分~1時間の間に死滅したそうです。

まず明らかになったのは、オレオカンタールはがん細胞のリソソーム(水解小体)を破壊するということだそうです。リソソームにダメージを被ったがん細胞は機能しなくなり死滅する一方、健康な細胞は無傷なままだそうです。

このため、オレオカンタールががん治療に役立てられる日もそう遠くはないと期待されています。
日頃からオリーブオイルを多く摂取している地中海地方に於いて、がんの発症率が低いのがその理由だそう。

同氏らは今後、なぜオレオカンタールはがん細胞だけに作用するのか、また医療現場での利用を目指し研究を続けていくそうです。

参考:IRORIO
http://irorio.jp/sousuke/20150223/207718/

福島の子供甲状腺検査

2015年2月19日(木) Written by 吉川 佳秀

福島県の全ての子供を対象に東京電力福島第1原発事故の放射線の影響を調べる県の甲状腺検査で、事故直後から3年目までの1巡目の検査では「異常なし」とされた子供1人が、昨年4月から始まった2巡目検査で甲状腺がんと診断が確定したことが11日、関係者への取材で分かったそうです。また、がんの疑いは7人になったとのことです。

2巡目でがんの確定診断が出たのは初めてのことで、12日に福島市で開かれる県の検討委員会に報告され、放射線の影響か慎重に見極めるとしています。

チェルノブイリ原発事故では4~5年後に子供の甲状腺がんが急増しました。このため県は、事故直後から3年目までに実施した1巡目の結果を放射線の影響がない現状把握のための基礎データとして、2巡目以降でがんが増えるかどうかなどを調べる計画です。1巡目はがんと確定したのは86人、疑いは23人だったそうです。

参考:産経ニュース

http://www.sankei.com/life/news/150212/lif1502120017-n1.html

 

2015年2月10日に株式会社富士通研究所から、異なる日時に撮影された同じ患者のCT画像に対して、高精度に腫瘍の位置合わせをする技術を開発したというプレスリリースがありました。

一般的にCT画像では呼吸や心拍の影響で腫瘍の位置が変動してしまいます。従来、腫瘍の周辺にある血管などを手掛かりに位置を合わせる方法がありましたが、腫瘍の周辺に血管が少ない場合は位置合わせの精度が低下するという課題がありました。

今回開発された技術は、腫瘍の周辺だけでなく、より広範囲にある血管も手掛かりにすることで、腫瘍の周辺に血管が少ない場合でも高精度に位置合わせをすることを可能にしているそうです。これにより実用化の目安となる誤差2.5ミリメートル未満で位置合わせ可能な割合が、従来の約3割から約8割へ向上することを確認したそうです。この技術を適用することで、画像診断業務の位置合わせに掛かる時間を低減でき、医師の負荷軽減やより正確な診断の実現が大いに期待されます。

本技術の詳細は、2月19日(木曜日)から東北大学(宮城県仙台市)で開催される「電子情報通信学会 パターン認識・メディア理解研究会(PRMU)」にて発表されるそうです。

 

参考:
JCN NETWORK
http://www.japancorp.net/japan/Article.Asp?Art_ID=64165

株式会社富士通研究所 プレスリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/02/10.html

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