がん遺伝子診断 胃や食道などにも拡大

2015年3月17日(火) Written by 吉川 佳秀

国立がん研究センターは11日までに、全国からがん患者を集めて遺伝子を診断する疾患の対象を広げると発表しました。これまでは肺と大腸を対象にしていましたが、胃や食道、小腸など消化器系がんも対象にするそうです。約200の医療施設や国内外の製薬企業十数社と共同で進めるとのことで、2017年までに4500人分のデータを集め、患者の体質に応じて治療を選ぶ個別化治療につなげることを目指すそうです。

がんセンターが進めるのは「スクラムジャパン」と呼ばれるプロジェクトで、13年から肺がん、14年から大腸がんの患者を対象に、遺伝子の診断を始めていました。

診断では米医療機器メーカーが開発し、米国立がんセンターが採用した新しい検査薬を使用するそうです。1回の診断で140個以上の遺伝子変異が分かり、検査の効率化が期待できます。国内では承認されていないため、今回のプロジェクトを通じてデータを蓄積し、20年をメドに承認につなげたいと考えているそうです。

がんセンター早期・探索臨床研究センターの大津敦センター長は「今後すべてのがんに枠組みを広げ、通常の診断で結果が生かせるようにしたい」と話していらっしゃいます。

参考:日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG10H90_R10C15A3CR0000/

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