「息の温度」から肺がんを診断できる日が来る?

2014年11月19日(水) Written by 吉川 佳秀

息の温度と肺の腫瘍の存在の間にある関係について、イタリアで研究されているそうです。もし証明されれば、画期的な肺がん診断方法となることでしょう。

フォッジャ大学のある研究によってもたらされ、9月8日のヨーロッパ呼吸器学会(European Respiratory Society)の年会において発表されました。

それは、単純に息の温度を測定するだけで、肺がんの存在を確認することのできる診断方法です。もし証明されれば、効果的で低コストの早期診断のための新技術になる可能性が大いにあります。

その研究には、レントゲン検査で疑わしい結果が出て精密検査を受けるように勧められた82人の人々が参加し、うち40人は追加の検査によって、がんの存在が確認されたそうです。

研究者たちはすべての参加者たちの息の温度を分析して、「これ以上ならば、非常に高い精度で肺がんの存在を診断できる」温度の存在を示したようです。息の温度はさらに、患者が習慣的な喫煙者だった年数や、腫瘍の進行段階とも関係することが判明されています。

研究のコーディネーター、ジョヴァンナ・エリジアーナ・カルパニャーノは「わたしたちの結果は、肺ガンが息の温度を上昇させることを示唆しています。もし息の温度によってこの病気を見つけ出すことのできるテストを完成させることができれば、患者たちに簡単でストレスのほとんどない検査を提供することによって、診断プロセスの改善となるでしょう。医師にとっても、経済的でより非侵襲的な検査となります。」と説明しています。

肺がんは、世界的に毎年非常に多くの犠牲者を出している腫瘍のひとつです。例えば、ヨーロッパでは2分ごとに誰かが肺ガンで亡くなっており、イタリアでは毎年この病気が約38,000人の人々を襲い、34,000人の死亡の原因となっていると推定されています。日本における部位別のがん死亡率でも肺がんは2011年の時点で男性1位、女性2位と非常に多くの方がなくっている病気です。この診断方法が確立されることで、早期発見の可能性が高まり、多くの患者様が救われることを願うばかりです。

http://www.sankei.com/wired/news/140924/wir1409240001-n1.html

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