軟部肉腫の治療

2014年1月10日(金) Written by 高橋 義人

軟部肉腫は「MRI検査」・「CT検査」・「針生検」などの検査を行い、ステージ(病期)を判断します。軟部肉腫のステージは、以下の通りです。

Ⅰ期:大きさ・位置に関係なく低悪性度。

Ⅱ期:5センチ以下の場合には、位置に関係なく高悪性度。5センチ以上の場合には、表在性(肉腫の位置が皮膚に近い)で高悪性度。

Ⅲ期:大きさは5センチ以上で深在性(肉腫の位置が深いところにある)、かつ高悪性度。

Ⅳ期:リンパ節や他臓器に転移がある。

治療は手術が基本となり、状況により放射線療法や化学療法をプラスして行います。Ⅰ期で悪性度が低く、肉腫の大きさが5センチ以下の場合は、手術だけで治療が終わる可能性が90%以上もあり、Ⅱ期の場合でも手術後に切除した肉腫を病理検査し、すべての肉腫が切除できていれば、放射線療法を行う必要はありません。(リスクがあると考えられる場合には、放射線療法を行います。)

また神経や血管を残すために、追加して放射線療法を行うこともあります。ただし放射線を照射する場合、食道がんなどでは手術前に照射をすることが基本的な治療となっているのに対し、軟部肉腫の場合には手術後に照射を行うことが基本となっています。さらに皮膚が硬くなり動かせなくなる可能性があるため、手首や足首の先には放射線の照射は行いません。

 

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