乳がんの診断

2013年7月15日(月) Written by 高橋 義人

1.自己検診と定期健診

20歳を過ぎた女性は毎月、生理が終わって数日以内、生理のない女性は毎月決まった日に、しこりがあるかどうかを自分で検査することをお勧めします。大きな鏡で見ながら、乳房の形の変化、くぼみの有無や皮膚の色を見ながら、乳房に触れてしこりを探します。また乳房から分泌物があるかどうかも調べます。異常があればなるべく早く、乳がん専門医を受診してください。40歳以上の女性は2年に1回のマンモグラフィによる検診を受けてください。自分で見つけることのできないような小さなしこりが発見されることがあります。

2.画像検査

①レントゲン撮影(マンモグラフィ)

マンモグラフィは乳房を装置に挟んで圧迫し、X線撮影をする検査です。触診では見つからないような小さながん(非触知乳がん)が見つかることもあります。乳がん検診については、問診・視触診・マンモグラフィ検査を併用することが有効です。

②乳腺のその他の画像検査

しこりががんであるかどうかや病変の広がりを診断するためには、乳腺の超音波検査・MRI検査・CT検査が有効です。

3.穿刺吸引細胞診と針生検

しこりが見つかった場合、しこりに細い注射針を刺して細胞を吸い取って調べる「穿刺(せんし)吸引細胞診」により、80~90%の場合でがんかどうかの診断が確定します。

さらに多くの情報を得るために太い針を刺してしこりの一部の組織を採取することもあります。(「針生検」)。触診では明らかなしこりが確認できず、画像検査だけで異常が指摘されるような場合には、マンモトーム生検と呼ばれる特殊な装置を使った針生検を行うこともあります。

4.遠隔転移の検査

乳がんと診断された場合、他の臓器へのがんの広がり(遠隔転移)の有無を調べるために胸部レントゲン撮影・肝臓のCTや超音波検査・骨のアイソト-プ検査(骨シンチグラフィ)などが行われます。

 

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