「 お知らせ 」 の記事一覧


フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」に出演しました

2017年6月2日(金) Written by 吉川 佳秀

2017年06月02日 (金)生放送の フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」 に出演しました。

“もしも妻ががんになったら・・・”

というテーマのコメンテーターとしてオファーをいただきました。

フジテレビの公式ブログにてご紹介いただいております。
http://blog.fujitv.co.jp/goody/E20170602001.html

出演者様をはじめ、番組スタッフの皆様、ありがとうございました。

中性子を照射する「頭頸部がん」の臨床試験

2014年5月12日(月) Written by 高橋 義人

放射線を使った次世代のがん治療法「ホウ素中性子捕捉療法」(BNCT)で、喉頭がんや舌がんといった「頭とうけい部がん」に対する世界初の治験(臨床試験)が、川崎医科大(岡山県倉敷市)と京都大原子炉実験所(大阪府熊取町)で始まりました。

この治療法は、がん細胞を狙い撃ちするため、従来の放射線治療に比べて副作用が少ないとされています。早ければ5年程度で薬事法上の承認を受け、実用化したい考えです。

具体的には、点滴でがん細胞にホウ素を取り込ませ、そこに弱い中性子線を当てます。するとホウ素が崩壊して放射線を発し、がんを内側から破壊するという仕組みになっています。放射線は細胞一つ分程度しか広がらないため、正常な細胞は傷つけにくく、副作用が少ないと期待されています。

頭頸部がんは、手術で切除すると会話や食事に支障が出ることもあり、放射線治療を選ぶ患者さんがたくさんいらっしゃいます。ただし従来の方法では正常な細胞も傷つけてしまい、皮膚がただれるなどの副作用が懸念されます。BNCTの臨床研究では、通常がん細胞の減少を確認するために1ヵ月程度かかるところを、2、3日に短縮できるとの成果もみられるといいます。

新たな治療法の開発として、この臨床試験には多くの期待が込められています。

福井県立病院の陽子線がん治療センターは今秋以降をめどに、初期の乳がんを対象にした陽子線がん治療の臨床試験を始める予定です。乳がんの場合、常に同じ状態で患部を固定するのが難しく、照射する場所がずれるという課題がありましたが、ブラジャー型の固定具を開発したことで、それを克服しました。乳がんに対する陽子線臨床試験は、国内では初めてです。

初期の乳がんは手術するケースも多いのですが、乳房を切ることを嫌って治療を拒否する患者さんもいらっしゃいます。このため同センターは大手下着メーカーの協力を得て、2011年度から乳房を固定する技術研究を進めてきました。このほど、専用の固定具を開発し、うつぶせで治療するために胸部に穴の空いたベッドを導入しました。

乳がんの臨床試験では、3月に導入した陽子線を当てる位置をミリ単位で調整する「コンピューター断層撮影(CT)自動位置決めシステム」を活用。陽子線をうつぶせになった乳がん患者の下側から照射します。周辺の正常な組織への副作用は少なく、痛みもありません。

病院スタッフと外部有識者で構成する倫理委員会で承認が得られれば、臨床試験に入ります。2年間で18人の治療を見込んでおり、山本和高センター長は「手術と同程度の治療効果が得られるよう努力していきたい」と話しています。

陽子線による治療は初期の肺がんの場合、1回の治療時間は約30分(照射は1~2分)で10回程度行います。山本センター長によると、陽子線治療を受けた初期の肺がん患者の8~9割は、がん細胞が死ぬなどの効果があるとのこと。

2011年3月に開所した同センターは現在、肝臓、肺、前立腺、頭頸部(けいぶ)のがん治療を対象としています。患者さんの受け入れ数は2011年度は115人、2012年度は152人、2013年度は186人と年々伸びていおり、今後も患者さんの増加が期待されています。

千葉市立海浜病院にリニアック棟が完成

2014年4月18日(金) Written by 高橋 義人

千葉市立海浜病院が整備を進めていた新棟の工事が完了し、最新鋭の放射線がん治療装置「リニアック」を使った診療が4月1日から始まります。千葉市立海浜病院へのリニアック導入は初めてで、外科療法と化学療法を合わせた「がんの3大療法」が市立病院で可能となりました。

海浜病院によると、導入する装置はアメリカにある医療用放射線機器メーカー製の「世界最高機種」で、病巣に放射線を集中させて正常な組織への影響を抑えた治療ができる。また、白血病患者さんが骨髄移植をする際の前処置もできるということです。

完成した新棟は2階建てで、約9億3千万円の事業費のうち治療装置の費用は約6億円。装置は1階に設置されており、2階には手術室を増築する予定です。放射線治療の専門医師1人と放射線技師3人、医学物理士1人を確保し、年間約200人の患者さんを治療する予定です。また将来的には、300人程度の受け入れを目指しています。

千葉市中央区の青葉病院周辺には県がんセンターなどのがん治療の拠点施設がありますが、臨海部は治療体制が手薄だったため、これまでは海浜病院でも放射線治療が必要な患者を他の病院に紹介して対応していました。今後は海浜病院の放射線治療装置が整備されたことで、患者の利便性向上も図れると期待されています。

埼玉県立がんセンターに新病棟

2013年5月6日(月) Written by 高橋 義人

平成25年12月、埼玉県立がんセンターに「高度先進がん医療を実践する病院」と「日本一患者と家族にやさしい病院」という2つの特徴を持った新病院がオープンします。さらに東日本大震災を教訓に「災害対策及び省エネ、省CO2対策」も充実させ、ライフラインが止まっても医療が継続できる病院とし、また新病院の敷地には現有の自然林を最大限残しつつ、新たに造る駐車場や通路などにも数多くの植樹を行い、「森の中にある人にやさしい高度医療機関」を目指します。

がん治療に関しては、「手術による治療」・「抗がん剤による治療」・「放射線による治療」だけでなく、近年注目されている「粒子線治療」についても、近隣の治療施設(群馬県:群馬大学医学部附属病院重粒子線医学センター、茨城県:筑波大学附属病院陽子線医学利用研究センター、千葉県:独立行政法人放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院、独立行政法人国立がん研究センター東病院)と連携を取り合い、患者さんを紹介することによって可能となっています。(現在、埼玉県には粒子線治療施設がありません。)

他にも3大治療(集学的治療)の強化として、手術室を7室から12室に、放射線治療治療質を3室から4室に増設します。化学療法外来用ベッドも43床から60床に増床し、国内最大級の病床数となります。さらに緩和ケアの充実のために、緩和ケア病床を18床から36床に倍増させる計画になっています。

また明るく開放的な空間を提供すること、ボランティアによる心のケアの充実させること等により、日本一患者と家族にやさしい病院を実現します。

リンパ浮腫の「複合的理学療法」

2013年4月12日(金) Written by 高橋 義人

「複合的理学療法」(Complex Physical Therapy)は、リンパ浮腫に対する保存的な療法です。医学的に検証された4つの主要素「スキンケア、医療リンパドレナージ、圧迫療法、運動療法」を個別の症状に応じて実施し、セルフケア指導(患肢挙上、生活リスク管理など)により奏功効果を生み出します。
①スキンケア
治療開始前に治療がすぐに始めることができるかどうか判断をするために、皮膚の状態を把握(スキンチェック)します。 また日常生活でも皮膚を清潔に保ち、保湿を心がけることがポイントになります。                       ②医療リンパドレナージ
細胞のすきまに過剰に滞っている組織液やリンパ液を専門的なマッサージ技術により、健康なリンパ管へ誘導してむくみを改善させることができます。
③圧迫療法
医療リンパドレナージにより改善された皮膚のやわらかく良好な状態を維持し、さらに組織液・リンパ液の排液を促すために行います。むくみの状態によって、弾性包帯を巻いて圧迫をする方法と、適切な弾性着衣(弾性スリーブ・弾性ストッキングなど)を着用する方法を上手に組み合わせて行います。
④排液効果を高める圧迫下での運動療法
弾性包帯・弾性着衣により患肢を圧迫した状態で、筋ポンプ作用を活かして効果的に組織液やリンパ液の流れを促す運動を行います。
適切な治療を受けることにより症状の改善が促され、精神的・肉体的苦痛が和らぎ、QOL(生活の質)の向上につながります。「複合的理学療法」は欧州において確立され、1995年より国際リンパ学会において標準治療として認められています。わが国では、1990年代後半より徐々に普及し始め、全国的に広がりをみせています。

インプラントによる乳房再建の保険適用

2013年3月13日(水) Written by 高橋 義人

乳がん治療で乳房を失った患者さんが行う乳房再建において、からだの一部の組織を移植する「自家組織」による再建には保険が適用されるにもかかわらず、従来は、からだへの負担が少ない術式の「インプラント」での再建には保険が適用されていませんでした。「インプラント」での再建の場合、費用も高額となり、再建を断念する患者さんも多かったようです。

しかし昨年9月、乳房再建を目的としたブレストインプラントと乳房専用のティッシュエキスパンダーが、医療機器として厚生労働省より薬事承認を受けたことを受け、早ければ今年の4月からインプラントによる乳房再建手術に保険が適用となります。

承認を前に、病気などで損なわれた乳房の再建など整容性と根治性を討議する、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会が設立され、乳がん切除を行う乳腺外科医と乳房の再建を行う形成外科医との連携強化が図られています。乳房再建を国が保険で認める以上、安全性や手術の確実性の担保が必要となります。そのため、承認されたインプラントによる乳房再建は、まずは日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会に所属している責任医師の監督下で行われることが義務付けられます。

手術を行う医師は、同学会が主催する講習会を受講した医師に限定されます。学会では継続的に講習会を開催し、登録医制度をスタートさせることで、格差のない治療が日本全国で行われることを目指としています。

平成25年3月15日、琉球大学医学部付属病院に機能画像診断センター(FIMACC)がオープンします。機能画像診断センターは、地域における高度診断による診療を行うとともに、先進的な臨床研究や教育の戦略的な中核拠点としての役割を担います。

高度診断による診療については、FDG-PET による琉大病院及び地域医療機関のがん患者の病期診断、経過観察、再発・転移診断、先進医療(重粒子線・陽子線治療等)への対応( ゲート機能)などを行います。

機能画像診断センターでは、最先端の装置やシステムによるPET-CT検査を行います。PET(Positron Emission Tomography)検査は、日本語では「ポジトロン断層撮影法」と呼ばれます。PET検査は、「がん細胞は正常細胞に比べ3~8倍のブドウ糖を取り込む」という性質を利用します。ブドウ糖に類似したFDGと呼ばれる物質に放射性同位元素をつけた薬剤(くすり)を注射し、約1時間後に撮影し、このFDGが多く集まる部位を画像から特定することで、がんを診断するというものです。

PET検査は、全身や心臓、脳などのからだの中の細胞の働きを断層画像として捉え、病気の原因や病巣、病状を的確に診断することができます。CT検査やMRI検査では、病変の形態を画像化することしかできませんが、PET検査は全身が確認でき、4~6㎜の空間分解能が可能です。PET検査は、病期診断、治療効果判定、再発・転移診断などに有効です。

PET は全身を一度で検査でき、リンパ節に転移したがんの有無の判断にも優れているため、病期診断には特に効果的です。
なお、PET-CT検査とは、PETの機能(糖代謝)画像とCTの形態画像との融合画像による検査で、診断精度の向上や検査時間の短縮が図られます。現在、PET診断を悪性腫瘍の診断には保険が適用出来ます(ただし、保険適用の際には医師からの「診療情報提供書」が必要になります)。

がん治療において最も大切なことは、早期発見・早期治療です。1cm以下の「がん」を発見するには、現在ではPETがもっとも有効といわれています。がんの早期発見のためにも、PET検査の受診をおすすめします。

 

 

大阪府が重粒子線治療施設を整備

2013年3月1日(金) Written by 高橋 義人

大阪府は、新たな放射線治療として期待されている重粒子線(炭素線)によるがん治療施設を整備することを決めた。2017年度の治療開始を想定している。重粒子線治療は、がん細胞への殺傷力もっとも強い放射線治療で、従来の放射線治療では十分な効果が得られなかったがんや、手術ができないがんにも用いることのできる治療法です。またからだにメスを入れることもないため、からだにやさしい、高齢者にも適した治療法でもあります。

大阪府によると、重粒子線も含む粒子線による治療の効果があるとされる患者さんは、府内だけでも年間2400人以上にのぼるといいます。近畿地方にある同様の治療施設は、兵庫県たつの市にある兵庫県立粒子線医療センター(重粒子線治療と陽子線治療の両方の治療を行っている、日本で唯一の粒子線治療施設です。平成25年2月1日現在、同センター以外に重粒子線治療を行っている治療施設は国内に2ヵ所、陽子線治療を行っている治療施設は国内に6ヵ所あります。)のみです。大阪府は、隣接地に2016年度移転予定の府立成人病センターと連携し、高度ながん治療の拠点を目指します。

また重粒子線治療は公的医療保険の対象外(先進医療に認定されています。)となっており、治療費の患者さん負担が約300万円にもなることから、貸付制度など患者さんの負担軽減についても検討するとのことです。

山梨県に通院加療がんセンター開所

2013年2月27日(水) Written by 高橋 義人

山梨県立中央病院に、患者さんが通院しながら抗がん剤治療を受けることができる「通院加療がんセンター」が開設されます。

現在のがん医療では、抗がん剤の進歩やその副作用を抑える薬の開発などで、入院をせずに外来にて抗がん剤治療を受ける患者さんが増えてきています。

がん治療連携拠点病院である同病院では、2007年度より外来化学療法室を設け、年間4500人程度の外来患者を受け入れてきましたが、外来患者数の増加に伴い、2013年1月7日より同センターを開所することで体制整備を図ることとなりました。

同センターでは、ベッド数を20床から32床へ増やし、抗がん剤の副作用のメカニズムや対処法を学んだがん化学療法看護認定看護師を含む6人の看護師を専任で配置することで、患者さんの社会生活(QOL)を維持しながら治療にあたります。

また、抗がん剤の効果に影響があるとされる患者さんの遺伝子情報を分析するゲノム解析センターが併設され、4月から本格的に稼働する予定となっています。

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